2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「王様を騙した見張り達」タルムード

あるところに、とても性格の悪い王様がいました。 「この国は全て私のものだ! 海の魚も、山のシイタケも全部私のものだ!」 民たちは魚を捕まえる時も、山のシイタケを捕る時も 王様の許可を得ないといけなかったのです。 「なんてこった!魚を1匹だけ捕れ…

「水になったワイン」タルムード

ある村に 指導者ラビが来ることになりました。 とても貧しい村だったので 歓迎会のワインをみんなで持ち寄ることにしました。 教会には、空のタルが置かれました。 それでみんなコップ一杯ずつワインを 持ち寄ることにしました。 さて、ラビさんが訪問して …

「語るに落ちる」タルムード

商人が一人町にやってきた。 数日後にバーゲンセールがあることを、彼は知った。 そこで彼は仕入れを数日待つことにした。 しかし彼はたくさんの現金を持ってきたのでそれを手元に置いておくのは心配だった。 そこで静かな場所に行って彼は自分のあり金を全…

「心の準備」タルムード

王が召使いを晩餐会に招いた。 しかし、いつ晩餐会が開かれるかは言わなかった。 賢い召使いは「王の事だから、いつでも晩餐会は開かれるだろう。」と思っていました。 「私はその晩餐会のために準備をしよう」と晩餐会がいつ開かれてもいいように王宮のとび…

「骨が引っかかったライオン」タルムード

ある日、ライオンののどに骨が引っかかった。 誰でも自分ののどから骨を取り出すことのできた者には大きなほうびをあげようとライオンが言います。 そこへ一羽のツルがやってきて「そのライオンを助けてあげよう」と言いライオンに口を大きく開けさせた。 ツ…

「稼ぎの少ない男」タルムード

ある商人のところに 2人の若者が雇われていました。 稼ぐ若者は、 稼ぎの少ない若者の3倍の給料でした。 ある日 街中を荷馬車が通ろうとしていたので ボスは、 稼ぎの少ない若者を呼んで、 「荷馬車の様子を見てきてほしい。」と伝えました。 「はい。ボス…

「魔法の財布」タルムード

あるところに 貧しい農夫がいました。 畑仕事で朝から晩まで働いて働いて それでも暮らしは楽になりません。 ある時、神様にお祈りしました。 「お金をください。」 すると神様は 「この魔法の財布を授けよう。」 「この財布は、1日1枚の金貨が取りだせる…