「語るに落ちる」タルムード

商人が一人町にやってきた。

数日後にバーゲンセールがあることを、彼は知った。

そこで彼は仕入れを数日待つことにした。

しかし彼はたくさんの現金を持ってきたので
それを手元に置いておくのは心配だった。

そこで静かな場所に行って彼は自分のあり金を全部埋めた。

翌日そこに戻ってくると、お金がなかった。

彼はいろいろ考えてみたけれども
自分が埋めているところを見た人はいなかったから
どうしてお金が無くなったのかわからなかった。

ところが遠くのほうに一軒の家があって
家の壁に穴があいていることに気がついた。

おそらくそこの家に住んでいる人が
彼がお金を埋めているところを穴から見て
あとで掘り出したに違いないと思った。

彼はその家に行って、そこに住んでいる男に会った。

「あなたは都会に住んでいるから非常に頭がいいでしょう?」
「私はあなたにお知恵を借りたいことがある。」
「私はこの町に仕入れにやってきたのだが二つ財布を持ってきました。」
「一つは500個銀貨が入っていてもう一つには800個銀貨が入っている。」

「私は小さい方の財布をひそかにあるところに埋めたんですが。。。」
「これから大きい方も埋めておいたほうがいいか
それとも誰か信頼できそうな人に預けたらいいか」と尋ねました。

男は、「もし私があなただったら、私は誰も人を信用しない。前の小さな財布を埋めたのと同じ場所に大きな財布も埋めるだろう」と答えました。

男は商人が家から出ていくと
自分のとってきた財布を急いで前に埋めてあったところに戻した。

商人はそれを見ていて掘り出し、無事自分の財布を取り戻した。

 

力づくで解決しようと理性を失ってはいけません。